マブエの絵本日記

絵本を読んだこと、見たこと、思うことなどを綴ります。

脳内ガネーシャとの日々

「また描きたい!」と強く思った去年の暮。

あれからコツコツとモチベーションを積み上げては、積み崩しているマブエです。
石橋を叩いて渡ろうとして、叩きこわして渡れなくなっちゃういつものアレです。

そんな私ですが、やっと描いてみようと思い立ちました!

画材を買ったり、仏像を見に行ったり(←これも記事にしたい)、ギャラリーに足を運んだりと、刺激をためつつありました。
クロッキー帳にアイデアを書き留めたり、簡単なイメージラフを描いたり。

「ほら、そろそろ描きたくなったんちゃうん?自分?」って、私の中のガネーシャがささやきました。

「そうだねガネーシャ」心でつぶやく私。

でもその勢いは1日で消えることになります。

「描ききる気力」が保てないことに気づきました。
「描きたい好奇心」は常にあるのになぁ。

描ききれない自分の弱さに落ち込む。
ああ、やっぱり自分は・・・って萎えてました。

しかも描く場所はコタツ。
コタツに広げる画材は、息子の宿題の丸付けの邪魔になった。
ちゃんと描ける机が欲しい。

環境のせいにし始めた。
今の私に必要なのは「モチベーションを保つ環境」かもしれない。
アトリエが欲しい。
ずっと散らかしておけるスペースが欲しい。

描くはずの日々が、素敵なアトリエを画像検索する日々に変わっていた。
「そろそろIKEAにでも行きたいな♪」
そう口に出そうとしたとき、脳内ガネーシャにひっぱたかれました。

 

脳内ガネーシャ「目を覚ませ」

私「ですよね。」

 

オシャレかどうかは二の次なのです。
描きっぱなしでいられるようにと、寝室にデスクを組み立てました。
一人暮らしの頃に使っていた組み立て式のパソコンデスクです。
粗大ごみかリサイクルに出そうと思いながら、処分しきれずにいたデスク。

狭い寝室が更に狭くなりました。
でも、心おきなく散らかしておけるスペースが与える効能は大きい。
やる気になりました。

次回へつづく・・・

 


注記)脳内ガネーシャとは

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水野敬也(著)「夢をかなえるゾウ」
この本を読んでから、私の脳内にはガネーシャがいます。

以下、本のあらすじです。

主人公はどこにでもいる普通のサラリーマン。
彼はこれまでにも自己啓発の本を読んだり、自らを変えようとしていたが、三日坊主の性格が災いして失敗し続けてきた。
そして、会社の先輩の友人・カワシマ(実際には名刺交換しただけ)が開いたパーティーに出席した彼は、そこで有名人やアイドルの友達が談笑しているのを目の当たりにし、自分の住んでいる世界との差を痛感する。
その夜、彼は泥酔したままインド旅行で買った置き物に「人生を変えたい」と泣き叫ぶと、次の朝、枕元に関西弁を話す謎の生物が。
それは置き物から化けて出てきた神様・ガネーシャであった。
主人公はガネーシャに振り回されながらも、夢を成すためにガネーシャの課題を行うことになる。

本書では「ガネーシャが与えた課題を実践し、身につくまで継続することが大切である。」 と謳っている。
自分が変わることに期待しているうちはいいが、時間がたつと「自分は変われない」という考えになり、それがいつまでも続いていくのが変われない理由だとし、継続した実践の大切さを強調している。

夢をかなえるゾウ - Wikipediaより引用