マブエの絵本日記

絵本を読んだこと、見たこと、思うことなどを綴ります。

ばななせんせい【後編】

「ばななせんせい」が教えてくれた『自分言語』

ばななせんせい【前編】からの続きです。

「自分科」「自分言語」とは何か?

ちょっとまた、ぜんせいのメルマガを引用します。

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  ばなな先生の
    あなたのこどもは世界一
       ~お母さんスイッチをオンにして素敵な子育てを~ 
     
                           No.532
                           2015.4.27   
     
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こんにちは
ばななです(*^O^*)


今回もどうぞよろしくお願いします。



おかげさまでお会いした方に
「自分科」っていいネーミングですね、
といってもらえることが増えました。


ありがたいです(*^O^*)



あわせて
「自分言語」
っていう響きも趣がある、
といっていただきました。



今日はそんな、
滅多にしなくなった自分言語のお話を。


今、まさに真っ最中なんですが、
くらすを担任としてまとめていると
年度当初はえらい諍いが多いのです。



それはとってもいいことで、
この時期あんまり小競り合いがないと
あとで大きいのがやってくるんです。


その頃には手遅れだったりするのてす。



もう少ししたら具体的に書きますが、



今の「魔法組」(*^O^*)でも
頻繁に起こっています。



でもそれが故にお互いのことを知って
「間」をとっていくんですね。


それがよき「仲間」になるわけです。



諍いの最大の原因は
「相手の自分言語がわからない」
によるものです。



わたしたちは25人いれば
25通りの言語でやりとりをしています。



「疑い」というフィルターでものを見ていれば
言葉に疑いがかかります。



「あきらめ」というフィルターで観ていれば
言葉にあきらめがまじります。



そのお互いの言葉を
通訳無しで解釈しているので
トラブルが起こるのです。



じつはわたしたち
日本にいながら留学しているのです。


小競り合いの際、
「本当はどうしたいの?」
と聞くと



100%
「わかって欲しかった」
「つながりたかった」
「遊びたかった」
です。



それが相手にはわからず
(だっていきなり後ろから羽交い締めとかだからねぇ)
何をしやがる、となるのです。


ぼくはその通訳をしてきました。
「~ちゃん本当はこうしたいんでしょ」
(その子に確認しつつ、相手に伝える)
「~ちゃんもじつはこうしたかったんでしょ」
これをこの時期、頻繁にやるのです。


でも、その自分言語
一見やっかいですが、


自分を知る強みになります。



「疑い」の自分言語は
「信じたい」の確認表現です。


その疑いの向こうに信じていく、という体験がまっています。


「信じるにはどうしたら良いのか」
という学びがまっています。



だからその子は
人を信じては裏切るれる、
あるいは自らも裏切るという体験や表現、学びをしていきます。



そういう場に行き、
それが必要な人たちに出会います。



つまり
自分言語=使命、あるいはあり方と言ってもいいくらいです。


そして自分言語が確立されるのが
小学校3、4年生なんです。


「小学校3、4年生、何してました」
と聞くと思い出せないのは
そこに自分言語誕生の秘話があるからかもしれません。


ちなみに
その言葉を、見方のクセを直す必要は無いし
直せないんです。


だってそうしたくって
わたしたちは生まれてきているから。


直そうとする人との出会いも
再認識するためのイベントなんです。



素敵な自分言語に花を咲かせましょう。

ばななせんせいのような人に出会えた人はラッキーだと思います。

私も、ばななせんせいのように、本来の「在り方」や「自分言語」に気づいてあげれる人になりたいと思いました。

特に、3年生になったばかりの息子のこれからの在り方を、柔らかく見守ってあげたい。

「柔らかく見守る」って私にはすごく難しいことです。

ついつい息子の今を俯瞰して見てしまい、先々のことまで手をかけたくなってしまうから。

そこをグッとこらえて、息子の「いまこの瞬間」に「それでいいよっ」て言ってあげたい。

できるかな、、、いや難しい。。

でもそれを含めて、わたしはそうゆう「おかあさん」です。

ばななせんせいは、親が「自分らしく」いれば、子どもは勝手に育つといいます。

「自分言語」を知りたい方へ

私は、「あり方スクール(通称:ありスク)」に参加して、ばななせんせいに出会うことができました。

そして『かかりのじかん』というワークを通して「自分言語」「自分の聞き癖」を体感しました。

「あり方スクール」でのことを振り返ると、顔から火が出そうになります。

自分の武器だと思っていた「観察眼」が、傲慢で卑怯な様子見に思えた瞬間があって、激しい自己嫌悪に陥りました。

いつも正直に話しているつもりだったけど、全然本音が言えてないことを知りました。

自分にも他人にも、ダメ出しのジャッジばかりしてきた自分に凹みました。

自分を好きになる『自分科』で激しい自己嫌悪に陥るなんて・・・今となっては、それも自分らしさなんですが、ほんとあの時は穴があったら入りたくなるくらい衝撃的に、自分が恥ずかしくなりました。

こんな経験は、大人になってからめったにできないと思います。

ありスクは、小学生の頃の自分に会える不思議な場所です。

想像もつかないような他の自分言語を持つクラスメイトたちに会えます。

私のように、とりあえず様子見したい派の人には、ブログをしばらく黙って見てるのもおススメです。

講座とかしている先生と聞くと、すごくしっかりした強い人を想像するかもしれませんが、ブログを読んでいると、そうでないことがすぐわかると思います。(ばななせんせい「いい意味で」ですよ!)

ばななせんせいは、すごく疲れていたり、怒っていたり、赤裸々です。

でもそんな、ばななせんせいの日常や、教室の子どもとのエピソードや、一緒に活動されているスタッフとの関わり合いを読んでいると、たくさんの「聞き癖」や「自分言語」が見えてきます。

最近は、ミセスばなな(奥様)と一緒に活動されていて、とても楽しそうです。


「自分言語」 って何?

私は自分の「自分言語」を知って、歯車がゆっくり動き出したような気がします。

「自分言語」を知ると、会話が楽しくなるし(会話をしないことも楽しいとわかるし)、悩みや課題だと思っていたコトが「在り方」に変わる瞬間があると思います。

ひとりでも多くの子どもたちが、 「自分言語」を理解してくれる大人に見守られて育ってくれたらいいなと思います。

ばななせんせいの「自分科」が、全国の小学校の道徳の授業で行われたらいいのにな~と思います。

それまでは、私は私ができる範囲で、「自分科もどき」なことをしていきたいなと思っています。

私は、すご~く遠巻きにしながら「自分言語」に近づいていきました。

「自分科」は人によって、それぞれ気づくものは違います。

ここで紹介したことは、私のフィルターで見た一面です。

さいごに

ばなな小冊子:あり方スクール・自分科・かかりのじかん

ばなな著「あなたのままでお母さんをやっていいんです」

子育てや人間関係、仕事、夫婦問題、お子さんの不登校などなど・・・いろんな悩みの核の部分は、お互いの「自分言語」を知ることでクリアになっていくような気がします。

私は、「自分科」が広まったらいいなと思いつつ、押し売りはしたくないし、無理に勧誘するつもりもないので、「ばななせんせい」をどう紹介しようか、ちょっと悩みました。

最初は、古本屋のフリーペーパーコーナーに、ばななせんせいの『小冊子』を置かせてもらったりしました。

歯医者や小児科の待合室なんかに置いてあってもいいなと思いました。

美容室にあってもいいかもしれない。

私自身、ばななせんせいを知るきっかけが、自分科講座の『小冊子』だったこともあります。

誰かに「マブエも受けなよ!」とか言われたわけではありません。

私が信頼している花菜ちゃんが、自分科を体験していて『小冊子』をさりげなくくれたのが始まりです。

そのときに「自分言語」の体験談を聞いて、面白そう、私も受けてみたいな~と思いました。

なので私も、できるだけさりげなく、この冊子を届けたいです。

無理に今すぐ読んで!とは思いません。

ここにあるよっ。てことだけお知らせしておきます。

私に会えた人は私からもらえます、欲しいって声をかけてください。

会えないけど読んでみたい方は、下記のサイトで、無料配布しています。

この小冊子には、おかあさんによくある7つのエピソードが書かれています。

私は、プールでの女の子とおかあさんとのやり取りに、ドキッとしました。

arikataschool-banana.amebaownd.com

 

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追記:2022/09/07
「あり方スクール」を私が体験した頃は、ばなな先生は小学校で現役の先生をされていたので、講座にかかる費用はほとんどないに等しかったのですが、現在は「よかよか学院」という場を設けて「自分科」「かかりの時間」活動に専念されています。
より多くの方が「かかりの時間」と出会う機会が増えたことは嬉しい反面、講座の回数と費用設定も、以前より多くなっています。
受講は敷居が高いな…と思う方へ、ばなな先生のブログとYouTubeを貼っておきます。

「かかりの時間」は、その講座を受けに来ているもの同士が鏡となって気づきを与え合うような内容で「他人」の存在が大きなカギになるような気がします。
自己内省だけでは気づけない感情・違和感が出てきます。
その違和感に自分らしさのヒントがあったような気がします。
ブログやYouTubeからもそんな違和感を感じるかもしれません。
私がここに綴った体験が誰かのヒントに繋がりますように。
そして何かに依存することなく、自立した自分に出会えますように。

ばなな先生のブログ:

【館林・全国】ばなな先生のお母さん応援プロジェクト~元教師が日本中のお母さんに「それでいい」を届けます~

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