マブエの絵本日記

絵本を読んだこと、見たこと、思うことなどを綴ります。

ばななせんせい【前編】

「ばななせんせい」とは

前回の記事「脱!親コピー期。いざ、カスタマイズ!」で登場した「ばななせんせい」ってどんな先生か書いてみようと思います。

何から話そう・・伝えたいことが多すぎるので、記事を【前編】と【後編】分けて紹介します。

ばななせんせいは、私が大人になってから出会った「先生」です。

2年前、この小冊子を手にしたのがきっかけでした。

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ばななせんせいは、小学校の先生をしながら、自分を好きになる授業『自分科』を考案して、子どもたちやおかあさんに「ありのままの自分でいいんだよ」ということを伝える活動をされている方です。

私は2年前、この『自分科』を体験できる「あり方スクール」という連続講座を受講しました。

そこで、ばななせんせい( 小塙 雅多加さん ) に出会いました。
※「こばなわ」と呼びにくいので「ばななせんせい」と呼ばれています。

「ばななせんせい」の前で泣く

40歳を過ぎ、母という存在になってから出会ったというのに、私は、ばななせんせいの前では小学生の教え子のようになりました。

どんな教え子かというと、ばななせんせいのメルマガに出てくるこの小学生によく似ているなと思います。

ちょっと、いったん、そのメルマガに目を通してから、ブログの続きをお読みください!

メルマガ「第852号 あらゆる人間関係」(※現在、メルマガのバックナンバーが読めないようなので、ばななせんせいの許可をいただいて引用を掲載します)

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  ばなな先生の
    あなたのこどもは世界一
       ~お母さんスイッチをオンにして素敵な子育てを~

                  No.852
                  2017.3.14

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こんにちは



あなたに「それでいい」
を届ける



才能言語化職人
ばななです(*^O^*)



どうぞよろしくお願いします。




今日は、ぼくにとって
苦手なやりとりの話



たぶんぼく自身が
自分の見立てに
ものすごくこだわっているから
こうしたやりとりに
イラっとするんだと思いますが




とんちんかんなやりとりがとっても苦手です。




クラスの話ですが
ものすごくおとなしい男の子がいます。



感性が繊細で
プリントが間違えて配られなくっても
だまってしくしく泣いているような子です。



で、あるとき、
給食のおかずが余ったので
ぼくがほしい人に配ってまわっていたんです。



ほしい人ってぼくが聞くと
ほしい子が手を挙げました。


彼がもぞもぞしていたので
欲しいのかと思って配ると



それから2日後の自学(自由学習と自主学習の混ざったノート)に
せんせいに伝えたいこと、
というテーマで


「給食をかつてに増やさないでください」
って書いてあったんです。



思わず呼んで事情を聞きました。


まず、
「かつてに入れたことごめんね」
と謝りました。



でも憮然としていたので
「もぞもぞしていたよね?」
ぼくが聞くとうなずくんです。


どうも聞くと、
減らしたかったらしいんです。



「あとに言われてもびっくりするので
 そのとき「減らして」とか
 入れられて困ったって言って欲しいな」
って言ってしまいました。



で、彼とは同じようなことがあって、



出席を呼び忘れたら
三日後くらいに
「いつも忘れないでください」
って書かれたり





レクを
みんなのぐだぐだで
まとまらなかったので
中止にすると
(主催の人に協力することが条件だったので)



数日たって
「レクをやめたからつまんなかった」
って書いているのです。



そのときは
君はお客さんかい?って聞いてしまいました。




そういうとき本人に聞くと
不思議とちっとも泣かないんです。


おそらく数日たつと
輪郭がはっきりするんでしょうね。




ぼくもそうなんですが
「わたしはうまく言えない」
っていう方は


実はかたくなで
「それはちがう」
っていうのはちゃんと持っています。



そういえばこんなこともありました。



みんなで友達の机を使ったので
彼を含めた参加者に机を片付けて
その机を借りた人にお詫びしておいて
と伝えたのに



親御さんから連絡帳がきて
「うちの子がお詫びしたようですが
 汚したという証拠はあるんですか」
と言われました。


ああ、この子は
「親には自分がやっていないのに
 お詫びをしなきゃいけなくなった」
って説明したんだと思いました。



面倒だったので
これはこういう意味だよ
と本人に親に言うように言いました。



こうやりとりをしてて気づいたんですが
ぼくの言語も独特で
たぶん、いろんな人に
「?」と思わせているんでしょう。






そう考えるとこの子の涙は
とりあえずの対処のようです。


脳内がフリーズしているとき
たぶん泣くことで
誰かが助けてくれたんだと思うのです。


実験で泣いたまま放っておいたら
自分でやっていましたから。




ある日、彼が給食のお皿を割ってしまいました。




案の定、ただ泣いているので
「いい、泣いてても良いから
 まず拾うこと。」
と一緒に拾いました。



そして一緒に謝りにいきました。




途中の階段で


「君の繊細さは嫌いじゃないよ」
と言いました。


「でも、君が本当は
 すごく強くって
 頑固なのは知ってるから」
って言いました。



「泣いても良いから
 わめいても良いから
 本当に大切なものや
 自分に必要なものは
 自分で取りに行きなさい」




そんな彼、
文集でぼくのことを書いていました。



でも、途中で内容が変わっていました。
たぶん、まだ言語化できないんでしょう。



でもね、本当に大切だったら
今伝えないとね。






ばななの絵を文集の一番高いところに描いて
しばらくしたら消しゴムで消していました。




この人を好きか嫌いか
まだよくわからないのでしょうね。





でも、おそらく
親にすらいえない
「勝手に入れないで」
が言えただけ



ぼくという存在は
成長促成材だったんだと思います。

読んでいただけましたか?

私は『ばななせんせい』のこと、このマブエの絵本日記を始める前から書きたかったです。
けれど、なかなか書けずにいました。

なんだか、このメルマガの小学生の気持ちに似ている気がします。

このメルマガを読んだとき、小学生に握手を求めたくなるくらい「わかる!!!」って思いました。

私も、給食のトマトが食べたくなくてシクシクと泣いた経験があります。

小学3年生の時、どうして泣いているのか理由を言わず、ひたすら涙をこぼした経験を思い出しました。

そしてこの男の子のように私も、ばななせんせいと会話していると涙が出てきちゃうことがありました。

泣こうとしていないのにツーって涙が流れたり、泣かずとも目がウルウルしてきたり。

メルマガの男の子は「ばななせんせい」に心の扉をノックされたんじゃないかと思います。

ばななせんせいは「ほんとうは、どうしたいのか、こうしたいんじゃないの?」ということを見抜く臭覚のようなものがあります。

ここに隠れているのかい?って。

ばななせんせいに何か言われて、涙が出るというのは、図星だからなのかもしれません。

それまで閉じ込められていたほんとうの自分が、ばななせんせいに見つけてもらって「うれし涙」を流しているのもかもしれません。

だけど心の中でもうひとり「ちげーしっ!!!!」って叫んでる自分も感じてます。

そっちじゃねーし!!!!って。(笑)

自分の信じていた在り方を否定されたようで、責められているようで心が乱れて「くやし涙」に感じることもあります。

でも間違いなく、このメルマガの小学生も私も、ばななせんせいに救われていると思うのです。

扉の存在に気づかせてくれたから。

その扉を開けてもいいし、そのまま中にいてもいい。

少なくとも私は、『自分科』という授業を受けて『わたしの在り方』みたいなものを再認識できたと思います。

自分で自分の心の通訳ができるようになった感じです。

君はお客さんかい?

はぁ。せんせいのこの一言、ボディーブローのように効くな~。

客観的に遠く離れたところにいたがる私は思うのでした。

ばななせんせい【後編】に続きます・・・