こわいことやるの おもしろいって、わたし わかったんだもーん
絵本『ダンプえんちょうやっつけた』
昨日は息子にリクエストされて『ダンプえんちょうやっつけた』を読みました。
この絵本に出てくるセリフにこうゆう言葉があります。
「わたし、こわいんだも〜ん。こわいことやらないんだも〜ん。」
ちょっと臆病な女の子、さくらちゃんの口癖です。
だけど、最後はこう言います。
「こわいことやるの おもしろいって、わたし わかったんだもーん」
ん?
失敗を怖がる臆病な私(前回の記事をご参照ください)へのメッセージですか?
何度も読んで知っているセリフだし、いつもは息子に伝えるように読んでいるセリフなのに、昨日は神様から言われているように思いました。
さくらが「こわいことやるの おもしろいっ」て気づくまでの流れ、ぜひ読んでみてほしいです。
『ダンプえんちょうやっつけた』は、『おしいれのぼうけん』と同じ作者の絵本です。
長い話なので、寝る前にこれをリクエストされると、ウッと一瞬たじろぐ(寝る時間が遅くなる)けど、読み始めると不思議と読んでて苦にならない。
スピード感があってグイグイと世界に引き込まれていきます。
子どもたちの考えた作戦が思い描いた通りには成功しない。
だけど、それぞれの仕掛けが思いもよらないタイミングで功を奏でる。
伏線回収されていくドラマを見ているようで爽快です。
この絵本を読んだのは、息子が小学校の図書室で借りてきたのが最初。
「この本、買ってほしいな」と、めずらしく息子から頼まれて買いました。
息子はこの絵本をとても気に入りました。
私も、登場人物たちが歌うようにセリフを掛け合うシーンが好きです。
私は初めてこの歌うシーンを読んだとき、どう読んだら良いか探り探りで、ちょっと原田泰造(ネプチューン)の自己紹介みたいな読み方(歌い方)をしました。
どんなふうか、伝わりますかね?笑
「まぁがったぁ~ことぉは大嫌い~♪ 、 は~ら~だ・たいぞぉですっ♪ 」みたいな。
可笑しかった。
息子とゲラゲラ笑いました。
今では、息子が作曲したフレーズがあって、そのとおりに読まないとダメ出しされます。
よそさまでは、どんなふうに読んでるんだろう。
我が家は演歌ふうで、「えぇんちょうは~ダァアンプで~、おれはガラパン~♪」の最後の「ン」の伸び音で半音あげます。笑
それから、昨日、面白いことに気づきました。
タイトルが『ダンプえんちょうやっつけた』ってネタバレじゃないですか?
どうして『ダンプえんちょうやっつけろ』にしなかったのかなあって。
どっちが勝ったかわからない方がドキドキしない?
私がそうつぶやいたら息子が言いました。
「『やっつけた』だからいいんだよ」と。
「どうやっつけたのか、すごい気になるでしょ」と。
確かに。
確かに!
絵本を読むと、こうゆう息子の目線に触れる機会があるから楽しい。
ドキっとします。
▼絵本
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